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カルダモン

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グリーンカルダモンのパウダーです。 カレーに深みを与えたり、チャイに入れてカルダモン・チャイにするのにも使います。 CARDAMON・カルダモン・小豆蔲 学名:Elettaria cardamomum Maton 原産地は南インド及びセイロン島、ショウガ科の多年生草本植物。属名の「Elettaria」は原産地であるスリランカのMalabar 地方の現地名。 インドでは経済的な重要性も含めて「スパイスの王・コショウ」に次ぐ意味で「スパイスの女王」と呼ばれます。 カルダモンは2000年以上前から調理と医療用にインドで栽培されてきました。インド原産ですが、早くから古代エジプトの神殿で太陽の神と月の神に、夕方祈祷を捧げる際に焚かれた「聖なる香煙」(Kuphi)といわれる複合香の中で使用されています。 古代ギリシャ人とローマ人もこのスパイスのことを知っており胃腸薬として珍重しました。 紀元前1世紀には解毒剤として、カルダモン、クミン、アニス、ニンニク、ケシ、シナモンその他36種を粉にし、蜂蜜とワインで固めたものを服用したという記録もあります。 また漢方薬の生薬のひとつでもあります。 ギリシャ・ヨーロッパにはイスラム商人によってもたらされていましたが、イスラム商人たちは原産地を秘密にしていたため、長い間正確な原産地が知られていませんでした。 北欧のバイキングは9世紀にコンスタンチノープルを襲撃した際にカルダモンと出会い、スカンジナビアに持ち帰ったというエピソードがあり、北欧では今でもパンとお菓子の人気スパイスになっているそうです。 19世紀に英国統治下のインドでコーヒープランテーションの副産物として栽培されるようになり、世界最大の生産国になりました。 現在カルダモンはその約60%がアラブ諸国で消費され、もてなしの象徴として表されるカフーと呼ばれる香り高いコーヒーの重要な材料になっています。

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